保育士は転職回数が多いと不利?デメリットや失敗しないコツ

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保育士の中には、さまざまな理由から転職回数が多くなってしまった方もいるのではないでしょうか。保育士に限らず、転職回数が多いと不利になると言われることもありますが、しっかりと対策をすることで転職を成功させることが可能です。今回は、保育士の転職回数に関するデメリットや転職のコツなどを解説します。

保育士の転職回数の目安は?

転職を考えている保育士の中には、すでに転職を経験したことがある方もいるでしょう。

そこで気になるのが、転職回数ではないでしょうか?

一般的に保育士の転職回数は、2〜3回であれば問題ないといえます。

保育園によっては、転職回数よりもこれまでの保育経験を重視するところもあるため、しっかりと対策することが大切です。

ただし、短期間に何度も転職を繰り返している場合は、マイナスな印象を与えてしまうため注意が必要です。

 

転職回数の多い保育士はなぜ不利になるの?

転職回数の多い保育士が不利になる理由は、以下の通りです。

継続力がないと思われる

転職回数が多い場合、「継続力がないのではないか」「またすぐに辞めてしまうのではないか」という印象を持たれてしまう可能性があります。

保育園は、長く働いてくれる保育士を求めています。

そのため、短期間で転職を繰り返している保育士を採用することに不安を感じてしまうかもしれません。

計画性がないと思われる

転職回数が多いということは、自分のキャリアプランを考えられていないのではないか」「なんとなくで職場を選んでいるのではないか」と捉えられてしまう可能性があります。

また、保育士は子どもの成長を常に考え、その時期に合った活動を取り入れたり、並行して行事の計画・企画などを行わなければなりません。

保育士の仕事は、計画性があってこそ進められるものであるため、その点においても懸念されてしまう可能性があるでしょう。

 

必ずしも転職回数の多い保育士が不利になるとは限らない理由

転職回数の多い保育士が不利になる理由を前述しましたが、必ずしも転職回数が多いゆえに不利になるとは限りません。

その理由は、主に以下の3つが挙げられます。

保育士不足の保育園が多い

保育士不足の保育園が多いゆえに、転職回数の多い保育士が不利になるとは限りません。

近年、保育業界は保育士不足に加えて待機児童問題も深刻化しています。

そのため、転職回数よりも”どれくらい働けるか”、”いつから働けるか”といった点を重視している園も多いのです。

転職回数の多い保育士は多い

そもそも保育士をはじめとする看護師、介護士は、他の職種と比較しても転職回数が多くなる職種だといわれています。

とある調査データによると、保育士の約77%が転職を経験したことがあり、その中でも約3割の保育士が3回以上の転職を経験しているとしています。

雇用する保育園側も、保育士は転職回数が多いということを分かったうえで採用を検討しているといえるでしょう。

転職回数よりも保育経験・スキルを重視するところも

保育園によっては、転職回数よりもこれまでの保育経験・スキルを重視しているところもあります。

毎日大勢の子どもたちと接していると、ときには予測不能な事態が起こることもありますよね。

全てマニュアル化されているわけでないため、自分で考えて臨機応変に対処しなければなりません

その点、多くの転職を経て培った保育経験やスキルがあれば、どんなトラブルも上手に対処することができるのではないかとプラスに捉えられる可能性もあります。

 

保育士の転職回数が多いゆえのデメリット

転職回数の多い保育士が不利になるとは限らないとは言うものの、やはりデメリットはあります。

以下では、保育士の転職回数が多いゆえのデメリットを紹介します。

書類選考が通らない可能性がある

転職回数が多いことで受けるデメリットとして、書類選考が通らない可能性があることが挙げられます。

前述したように、転職回数が多い場合、継続力や計画性がないというイメージを持たれがちです。

特に年齢や経験年数が同じくらいの保育士がいた場合、転職回数が少ない方を選んで落とされてしまうリスクも考えられます。

これまでの転職・退職理由を細かく聞かれる

面接では、これまでの転職・退職理由を細かく聞かれる可能性があります。

保育園側としては、長く働ける保育士を求めているため、すぐに辞める可能性がある保育士は採用したくありません

過去の転職・退職理由を聞いてきちんと確認し、採用選考を進めるための判断材料にしたいと考えている園も多いでしょう。

キャリアアップが厳しい

転職回数が多いことから、キャリアアップするのが厳しいというデメリットもあります。

保育園は年功序列の社会であるため、同じ保育園に長く勤めることで主任や園長といった管理職に就ける可能性があります。

ですが、転職を繰り返していると一つの園で長く働いたという実績がなくなってしまうため、キャリアアップにつながらなくなってしまうのです。

 

転職回数の多い保育士が転職で失敗しないコツ

以下では、転職回数の多い保育士が転職で失敗しないコツを紹介します。

園選びの際のコツ

転職回数の多い保育士が転職で失敗しない園選びのコツは、以下の通りです。

新設園の求人に応募する

転職エージェントを利用する

園見学に参加する

新設園のオープニングスタッフは、1度に大量の募集をしているため、採用される確率が高まります

また、転職回数が多い保育士こそ、転職エージェントを利用することをおすすめします。

自分に合った求人を紹介を紹介してもらえることはもちろん、転職回数への不安などの相談も聞いてくれるでしょう。

加えて、園見学に参加することで、保育園の雰囲気や働いている職員の人間関係などを確認することができ、転職のミスマッチを防ぐことができます。

>>>あわせて読みたい「保育士の転職エージェント活用方法とは?メリットや選ぶポイント」

>>>あわせて読みたい「【保育士の転職】園見学を申し込む際の電話のマナーについて解説」

履歴書を作成する際のコツ

転職回数の多い保育士が転職で失敗しない履歴書を作成する際のコツは、以下の通りです。

志望動機や自己PRに重点を置く

履歴書は、その人の人柄を左右する非常に重要な書類です。

転職回数が多い保育士は、特に志望動機や自己PRに重点を置くことが大切。

志望動機では、その保育園に対する意欲的な姿勢を伝えられるような書き方を、自己PRでは、保育園側にとってプラスになるあなたの働きをイメージさせることができるような書き方をそれぞれ意識しましょう。

>>>あわせて読みたい「【テンプレートあり】保育士向け!履歴書の書き方を解説」

面接を受ける際のコツ

転職回数の多い保育士が転職で失敗しない面接を受ける際のコツは、以下の通りです。

前向きな転職理由を伝える

働いていた園の悪口を言わない

即戦力になれることをアピール

人間関係や給与、働き方など、転職理由はひとによってさまざまです。

この転職理由をいかに前向きに、相手が納得できるように伝えるかがポイントです。

そして、重要なのが”働いていた園の悪口を言わない”こと。

悪い印象で伝えてしまうと、面接をする保育園側に悪いイメージを与えてしまいます。

また、保育士不足の保育園では、即戦力になってくれる保育士を求めています。

すぐに働ける状態である保育士は重宝されることもあるため、即戦力になれることをアピールしましょう。

>>>あわせて読みたい「【保育士の転職理由】どんな理由が多い?面接での伝え方まで」

 

まとめ

今回は、保育士の転職回数に関するデメリットや転職のコツなどを解説しました。

そもそも保育士は、転職回数が多くなる職種だと言われています。

雇用する保育園側もきちんとその点については把握していますが、書類選考が通りづらかったり、キャリアアップが難しかったりとデメリットがあります。

ですが、保育園によっては転職回数よりもこれまでの保育経験を重視しているところもあるため、履歴書や面接などの対策をしっかりと行って即戦力になれることをアピールすることが大切です。

 

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