お役立ち情報
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「子育ての経験を活かしたい」「資格を取って自信をつけたい」などの理由で、30代から保育士を目指したいと考える人もいるでしょう。保育士は今でも人気が高く、子どもの成長を近くで見守るやりがいのある仕事です。しかし、30代から保育士になることは可能なのでしょうか。今回は、30代から保育士を目指す方法や資格の取り方、そして気になる給与事情について解説します。
■目次
保育士になりたいと思っても、今からでも大丈夫かと不安になることでしょう。
結論からいうと、未経験の30代でも、保育士になることは可能です。
30代は自分自身について考える時期であり、自分と向き合うことが増える年代です。
結婚や出産、子育て、転職など、環境の変化が起こりやすいため、新たなチャレンジをしたいと思うことも多いでしょう。
実際、30代から保育士を目指す人々は増えており、主婦の方も多く見受けられます。
30代から保育士を目指すことには、以下のようなメリットがあります。
●社会人経験があるため即戦力になれる
●子育て経験が活かせる
●国家資格が取得できるため、手に職をつけられる
社会人としての経験がある30代は、むしろ歓迎されることもあります。
保育士として働くには、保育士資格という国家資格の取得が必須です。
一度取得すれば、更新などの手続きは必要ありません。
取得した資格を活かし、保育のプロとして活動することができます。
保育士資格を取得する方法には以下の3つがあります。それぞれの取得方法やポイントについて、順番に解説していきましょう。
30代から保育士を目指す場合は、自己学習による保育士試験の受験が一般的です。
保育士試験は幅広い年齢層の方が受験するため、年齢に関して気にする必要はありません。
保育士試験は年2回実施されており、各都道府県の試験会場で受験することができます。
保育士試験には受験資格があるため、以下のページからチェックしておきましょう。
保育士試験は筆記試験と実技試験の2段階で構成され、両方に合格することで保育士資格を取得できます。
筆記試験は全部で9科目で、2日間にわたって行われます。
以上のすべての科目で、満点の6割以上の得点で合格となります。
一度合格した科目は免除となり、合格した年を含めて3年間有効です。
筆記試験をパスすると、実技試験に進むことができます。
実技試験では、以下の3科目の中から2つを選択します。
つまり、弾き歌いをする・絵を描く・物語のお話をする、というものです。
これらの筆記試験や実技試験の対策として、保育士試験に特化した予備校や通信講座を利用することもできますが、市販の本などを用いて独学で合格を目指すことも可能です。
なるべく費用を抑えたい方や時間の制約がある方は、独学での学習を検討してみるとよいでしょう。
厚生労働大臣が指定する保育士養成学校で所定の課程・科目を履修して卒業すると、試験を受けなくても保育士資格が得られます。
4年制大学・短大・専門学校に2〜4年通うことで、基礎から実践的なものまで、保育現場で役立つ授業を受けられることがメリットです。
さらに、保育士資格だけでなく幼稚園教諭免許も同時に取得できる学校もあります。
ただし、通学には若い人たちが集まるイメージがあり、30代の方は少し抵抗を感じるかもしれません。
学校選びの際には、オンラインの通信学習などの学習スタイルが可能かどうかもチェックポイントとなるでしょう。
ハローワークの職業訓練は、すべての求職者を対象とした制度です。
職業訓練校の保育士養成コースに申し込むと、短大や専門学校の授業料が無料になります。
そこでの授業は“職業訓練”という扱いになるため、高額な学費を工面する必要がありません。
仕事を辞めてから保育士を目指す方にとってはうれしい制度ですね。
ただし、テキスト代や実習費は自己負担となり、一般的には20万円ほど必要です。
職業訓練に申し込むには、前職で一定期間雇用保険に加入していたことや、求職中であることなどが要件となり、それを満たすと選考に進むことができます。
職業訓練校の明確な合格基準などは公開されていないようですが、人気の職業ほど倍率も高くなる傾向があります。
>>>あわせて読みたい「保育士になるには〜資格取得の方法をわかりやすく解説〜」
未経験の30代が保育士として働く場合、同年代の経験者と同じ給料をもらえる可能性は低いでしょう。
保育士の平均給与額 | |
---|---|
20〜24歳 | 23.0万円 |
30〜34歳 | 25.9万円 |
上記のデータから、30代未経験保育士の給料は25万円未満になると予想されます。
ただし、職場によってはこれまでの社会人経験などを考慮してくれるところもあります。
求人に応募する際には、給料についてもしっかり確認しておくことをおすすめします。
>>>あわせて読みたい「【2023年最新】保育士の手取りはいくら?給料事情を解説!」
現在の保育業界では人手不足が深刻な問題となっているため、未経験でも積極的に採用している保育園が多数あります。
実際に求人情報を見てみると、年齢や経験に関わらず募集しているところがほとんどです。
したがって、未経験でも就職できるか不安に思う必要はありません。
仕事を探す際は、“未経験可”と記載がある求人を選ぶことで、安心して応募することができるでしょう。
また、新しく開園する保育園のオープニングスタッフや小規模保育園も、新人保育士にとって比較的働きやすい環境といえます。
さらに、最初はパートやアルバイトとして保育の経験を積みながら、慣れてきたら正社員を目指すなど、徐々に活躍できるフィールドを広げていくのもよいですね。
>>>あわせて読みたい「保育士の求人票の見方を解説!チェックしておきたいポイントとは」
保育士資格をまだ取得していない場合、保育士資格の勉強と並行して、保育補助などで経験を積むのもおすすめです。
保育補助は、保育士の資格がなくても働ける場合が多く、実際に子ども達と触れ合いながら保育の仕事を学ぶことができます。
保育の仕事は現場で学ばないとわからないことがたくさんあり、実習には非常に大切な意味があります。
特に、保育士試験で資格を取る場合、学校に通う場合とは違って保育実習ができないため、初めて現場に出たときに戸惑う人も多いです。
このような状況を回避するためにも、保育現場での経験を積む機会があれば、事前に慣れておくことを検討しましょう。
また、保育施設での勤務経験は、就職活動の面接などでアピールポイントとなるため、自信を持って挑むことができます。
>>>あわせて読みたい「保育士は無資格でもなれる?保育補助の仕事内容や資格取得方法!」
今回は30代から保育士を目指す方法についてご紹介しました。
未経験から保育士を目指す方は、きっと高い志を持って取り組んでいることでしょう。
年齢を強みに変えることで、自分が難しいと思っていたことも実現できる可能性があります。
ぜひ前向きな気持ちと自信を持ってチャレンジしてみてください。
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