お役立ち情報
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ふれあい遊びは保育士や友だちとの関係を楽しく深める手段として、多くの園で取り入れられています。未満児クラスでは参観日や運動会でふれあい遊びをすることもあるため、バリエーションに悩んでいる保育士もいるのではないでしょうか。そこで今回は、保育活動にぴったりのふれあい遊びやねらい、安全に楽しく行ううえで気を付けることについて紹介します。
■目次
ふれあい遊びを保育活動に取り入れる際のねらいとして、以下の3つが挙げられます。
❶スキンシップを通して保育士との信頼関係を構築する
❷音楽や歌に合わせて体を動かすことを楽しむ
❸ふれあい遊びを通して保育士や友だちと関わり、ともに遊ぶ楽しさを味わう
ふれあい遊びでは、相手の体に触れてコミュニケーションを取りながら活動を進めます。
未満児では、触れ合い遊びを通して子どもと1対1の関わりを持つことで、保育士と子どもとの信頼関係構築が期待できますよ。
心地よく体を触られることは、子どもが保育士に対して安心感を抱くきっかけにもなるでしょう。
3歳以上になると子ども同士での関わりが増え、子どもだけで遊びを楽しむ場面もあります。
遊びを通してさまざまな人と関わり、一緒に遊ぶ楽しさを味わえますよ。
また、遊びを通してルールを知り、ルールを守って遊ぶ大切さに気付く要因にもなるため、子どもたちが経験する初めてのルールがある遊びとしてもおすすめです。
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数多くあるふれあい遊びの中から、保育活動でおすすめの遊び6つを紹介します。
以下では、それぞれの遊び方や対象年齢、保育士の関わりを踏まえて1つずつ紹介します。
『ちょちちょちあわわ』は、保育士が子どもの手を持ち歌に合わせて体を動かす、0歳~1歳児におすすめの遊びです。
保育士とのマンツーマンの関わりや、ふれあいを楽しめる遊びとして人気ですよ。
最後の「いないないばあ」が好きな子どもが多く、間を取ってためると楽しさが増します。
簡単にできるため、参観日の活動にもぴったりです。
『こねこねて』は、子どもの体を生地に見立てて優しく触るふれあい遊びで、未満児が対象です。
歌に合わせて子どもの体をさすったり、こねたりして、パンやうどんを作る真似をします。
子どもは全身をマッサージされる心地よさを味わえますよ。
食べ物が出てくるため、食べ物やおままごとが好きな子どもに人気の遊びです。
『おふねがぎっちらこ』は、首が座り、安定して座れるようになった子どもが対象の遊びです。
体が前後に揺れる心地よさを味わえるのが魅力ですね。
子どもを膝の上に乗せ、歌に合わせて優しく体を前後に動かしましょう。
『一本橋こちょこちょ』は、全年齢対象のふれあい遊びで、3歳以上になると子ども同士でもできます。
子どもの手のひらを歌に合わせてくすぐったり、優しく叩いたりしましょう。
特に最後は間を取ることで、いつくすぐられるか分からないドキドキ感も味わえますよ。
保育士と少人数で行う場合は0歳から、子どもだけでする場合は3~4歳以上がおすすめです。
みんなで円状になって座り、おせんべいを焼く役の人は歌いながら、みんなの手のひらを順番に指で指します。
当たった人は手のひらを裏返し、最初に両手が当たって焼けた人が勝ちです。
未満児の場合は、保育士が焼けた手を食べるふりをするとより楽しいですよ。
『なべなべそこぬけ』は、自分の体を少しずつコントロールできるようになる4歳以上が対象です。
この遊びでは、2人組で向かい合って両手を繋ぎ、繋いだまま腕を回して外側を向きます。
無理に腕を回そうとすると怪我をしてしまうため、腕の回し方を実際にやって見せたり、手を添えて伝えたりするとよいでしょう。
2人組での活動に慣れてきたら、3人、4人と人数を増やして遊ぶと楽しいですよ。
友だちと協力してすることも必要なため、友だちと一緒に物事を達成する経験を積んでほしい子どもにぴったりな遊びです。
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ここでは、安全に楽しく遊ぶうえでの注意点を3つ紹介します。
園活動では楽しく行うことはもちろん、安全面に配慮することも大切です。
注意点3つを事前にチェックし、ふれあい遊びが安全に進められるようにしましょう。
子どもの体に触れるときは、力加減に配慮しましょう。
ふれあい遊びは相手の体に触れながら行います。
急に引っ張ったり、力を込めて動かしたりすると、怪我につながってしまうこともあります。
痛みを感じず、心地よさを感じる程度の刺激にとどめましょう。
特に子ども同士で遊ぶ際は、力加減が分からずに引っ張り、相手が痛みを訴える場面もあります。
事前に優しく触れることを伝えつつ、保育士が隣でやって見せながら力加減を教えていきましょう。
遊びにもよりますが、広い場所でするとよりのびのびと遊びを楽しめますよ。
特に『おふねがぎっちらこ』では保育士が足を伸ばすため、ある程度のスペースが必要になります。
参観日や運動会ではクラスで一斉に行うため、より多くのスペースを要するでしょう。
保護者同士の間隔が狭いとお互いに気を遣ったり、ぶつからないように動きが小さくなってしまったりする場合があります。
遊びに参加する人数を踏まえて、触れ合い遊びに適した環境を整えておきましょう。
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活動では、子どもの身体的な発達や、内面の発達に合ったふれあい遊びを選ぶことが大切です。
特に未満児は個々の体の発達に配慮し、必要に応じて手を添えたり動きを小さくしたりして、遊びを工夫してもよいでしょう。
また、3歳以上では、子どもが遊びのルールを理解できるかどうかも重要になります。
日々の子どもの様子をふまえて、子どもが楽しく取り組めそうなふれあい遊びを選びましょう。
初めは遊びのルールを簡単にし、子どもの理解度を見ながら少しずつルールを足していくのもおすすめですよ。
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今回は、保育園でするおすすめのふれあい遊びや注意点、そして活動のねらいについて紹介しました。
ふれあい遊びは、保育士とはもちろん、親子や子ども同士でも楽しめるすてきな遊びです。
力加減や場所に気を付けながら、子どもたちと楽しく取り組んで仲を深めてくださいね。
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