お役立ち情報
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保育士の採用面接では「最近のニュースで気になるものは?」と質問されることがあります。ただでさえ緊張する面接で、時事ニュースについて話すことに難しさを感じてしまう方もいるかもしれません。そこで今回は、保育士の面接で「最近のニュース」を聞かれたときの答え方と回答例をご紹介します。
■目次
就職や転職の面接では、自分が気になっている最近のニュースについて質問されることがあります。
面接官は「この人はどんな人なのだろう?」「人となりを知りたい」と思って質問しており、面接を受ける側はその意図を正しく汲み取って回答しなくてはなりません。
まずは、面接官がなぜ最近のニュースについて質問をするのか、その理由を確認しておきましょう。
社会人として、自分で有益な情報をキャッチしようと努力することは必要不可欠です。
面接では、
を見られている可能性があります。
このような情報収集力が高ければ高いほど、常に自分を成長させながら仕事を全うできる力があるといえます。
そのためには、面接を受ける以前から周囲の情報に敏感になり、アンテナを張っておくことが求められます。
選んだニュースによって、どのような価値観を持っている人なのかを知ることができます。
保育の分野のみならず、“さまざまなニュースの中からどのような記事を選ぶのか”によって、その人の思考の傾向をチェックし、転職先の保育園との相性を見ているのです。
与えられた質問に対してのみ答えるのか、自分の意見や思いも乗せて伝えるのかでは、相手に与える印象が違います。
後者の方が物事をうまく伝えようとしていて、人としてコミュニケーション能力に長けているといえるでしょう。
最近のニュースへの回答を通して、“上手に意思のある回答ができるか”を面接官は見ているのです。
>>>あわせて読みたい「【保育士の面接対策】よくある質問やマナー・服装について解説」
面接で最近のニュースを回答する場合、ニュース選びは非常に重要です。
かといって、まったく興味のないものを取り上げてしまうと、うまく答えられない可能性があります。
保育士が面接で回答する際に相応しいニュースの選び方について、以下の3つのポイントをチェックしましょう。
保育業界に関するニュースであれば、業界への関心の高さややる気をアピールできます。
保育の話題や問題に対して積極的に考える姿勢は、面接官から好印象を持ってもらうことが期待できそうです。
普段から保育関連のニュースをチェックし、理解を深めたり自分なりに考えをまとめたりして、インプットしておくとよいでしょう。
“最近のニュース”を聞かれているため、古いニュースを取り上げるのは避けるべきです。
古いニュースを選択してしまうと、「最新の情報に疎いのではないか」と思われる可能性があります。
概ね1年以内を目安に、ニュースをチェックするようにしましょう。
インターネットでニュースを配信するサイトは多数ありますが、その情報が正確なものか、信頼できるものかについてよく確認する必要があります。
公的機関やテレビ、新聞社などから出ている信憑性の高い情報を参考にしながら、不確かな情報を選ばないように注意しましょう。
>>>あわせて読みたい「保育士の面接を成功させる!面接時のマナーや見られるポイント」
結論からで答える
最近のニュースに答えるときは、
❶結論(ニュースの題材)
❷内容(どんなニュースなのか)
❸感想(自分の意見)
❹今後(今後どうなるか)
という構成で述べていきます。
最初は必ず結論から述べ、その後内容へと入っていきましょう。
また、ニュースの概要に加えて、必ず“自分がどう思ったか”という考えを伝えることが大切です。
上記の構成に沿って回答していけば、簡潔に分かりやすく説明することができるでしょう。
保育士面接における、最近のニュースの回答例を紹介します。
私が最近のニュースで気になっていることは、保育士の配置基準についてです。
現在、国で定められている保育士の配置基準は、1948年に制定されてから70年以上変わっていないという事実に驚きました。
保育業界が基準の見直しについて声を上げている中、保育士の確保が難しいという側面もあり、早期の見直し実現が待たれます。
私が保育実習で実際に現場を体験したとき、保育士一人では目が届きづらいと感じることも多くありました。
子どもたちに手厚い保育を提供するためにも、この問題は早く解決すべき問題であると考えています。
>>>あわせて読みたい「政府が保育士の配置基準を75年ぶりに見直し!改善はいつから?」
私が最近のニュースで気になったことは、保育園での児童虐待問題です。
子どもを守るべき保育園という場所で、子どもに暴言を浴びせたり無理矢理給食を食べさせたりといった不適切な保育が全国的に行われていることが判明し、ニュースとして相次いで報道されています。
このような問題は、現場の保育士ばかりが非難の対象になりがちですが、それでは根本的な解決にはなりません。
保育業界全体で、保育士たちの声を聞き、労働環境の改善や再発防止に取り組む工夫が必要であると考えます。
私も保育士の一人として他人事ではない問題だと認識しています。
保育園の風通しをよくし、何でも相談できる環境づくりが大切ではないかと思いました。
>>>あわせて読みたい「不適切保育とは?事例や原因、対策を完全解説」
私が最近のニュースで気になったことは、少子化の問題についてです。
数年前までは保育園に入園できない待機児童と呼ばれる子どもたちがいましたが、今後は少子化により子どもの数が減っていき、保育園の定員割れや経営の悪化する施設が増えると予想されています。
これらは“保育の2025年問題”といわれています。
一方で、少子化であるにも関わらず、保育士の人材が足りていないという矛盾にも驚きました。
それは、保育士を志望する人数が減っていることや、共働き世帯の増加で子どもを預けたいという需要が増えていることが関係していると考えます。
今後は少子化の影響を受けつつも、保育の質がしっかりと保てるよう、ニーズに合わせて工夫していかなければならないと感じました。
面接では、自分が想定していないような質問をされても慌てず答えられるように、日頃から多くの情報に触れておくことが大切です。
また、ニュースを目にすることに慣れることも重要です。
自分が知らなかった情報が得られたり、自分になかった価値観が生まれたりと、社会人としての教養を磨いていくことにつながるでしょう。
近年では、インターネットを使って簡単にさまざまな情報が手に入るため、まずは自分が興味を持てそうなニュースからチェックしてみてくださいね。
今回は、保育士の面接で最近のニュースを質問された場合の答え方と、例文について紹介しました。
面接で最近のニュースに答えることは、自分の個性や考えを示せるチャンスだと捉えましょう。
あまり難しく考えず、自分なりの言葉で回答できるように練習して、面接に臨んでくださいね。
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