お役立ち情報
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第二新卒として保育士への転職をお考えの方もいるのではないでしょうか。一度社会に出て働いているため、新卒より有利な点がたくさんあります。しかし、第二新卒だからこそ気にするべき点もあるでしょう。今回は、第二新卒の定義や第二新卒で保育士に転職する際に有利になること、注意することを紹介します。
■目次
転職サイトを見ていると、新卒や第二新卒という言葉を目にすることでしょう。
以前は新卒がメインだった求人サイトですが、最近では第二新卒の需要も高まってきています。
そもそも第二新卒とは何か、きちんと説明できる人は少ないと思います。
ここでは第二新卒の定義や、新卒・既卒・中途との違いを説明します。
実は、第二新卒という言葉にはっきりとした定義はありません。
一般的に新卒で就職した後、1〜3年で退職して転職先を探している人を指すことが多いようです。
短期大学を卒業してから就職した場合だと、23〜26歳くらいの人になります。
企業によっては退職してから5年以内としているところもあれば、25歳前後という年齢で定めている企業もあります。
既卒も第二新卒と同様に、はっきりとした定義はありません。
一般的に既卒は、専門学校や大学を卒業した後、一度も正社員として働いたことがない人を指します。
働き方も正社員と限定する場合や、アルバイトも含めて全く働いたことがない人を指す場合などさまざまです。
一方、第二新卒は短期間であっても正社員としての就労経験がある人のことです。
新卒は、専門学校や大学を卒業した年に新社会人となる人のことを指します。
第二新卒との違いは、社会人として働いた経験の有無です。
第二新卒は、新卒で入社した会社を退社した後にどこにも就職していない人を指します。
中途とは、第二新卒と同じく学校を卒業した後に社会人として働いたことがある人のことを指します。
中途採用となると、経験者が基本のため、専門職のスキルやパソコンなどのスキルがある程度求められます。
第二新卒ではそれほど高いスキルは求められないという点で異なります。
第二新卒で保育士に転職するのは有利な点がたくさんありますが、前職の辞め方によっては、転職活動に不安を持っている方もいるでしょう。
しかし、捉え方や伝え方によっては第二新卒の方が有利になるのです。
ここからは、第二新卒が有利になる5点を具体的に説明します。
新卒で就職した後は、ほとんどの職場でビジネスマナーについて学びます。
電話応対や報・連・相など、社会人としては基本のことです。
第二新卒はビジネスマナーを身につけているため、以前の職場のやり方と違うところを説明するだけで済みます。
基本のビジネスマナー研修では費用がかかることもあり、採用側にとってはコストダウンにつながるため、メリットとなります。
保育士は、子どもの安全に気を配ったり、行事や書類書きに追われたりと毎日多忙です。
新卒の先生をゆっくり教育する時間を取るのも、よほど余裕がなければできません。
ジェネレーションギャップにより、スムーズに伝わらないことも多く、新卒の保育士が即戦力となるためには時間がかかるのです。
基礎を習得している第二新卒は即戦力となりやすいため、新卒ではなく第二新卒を採用する園もあります。
保育士資格を取得したものの、一般企業に就職した人もいます。
短期間でも一般企業で働いたことがある人は、ビジネスマナーに加えて、パソコンなど事務作業の基礎知識を持っている人が多いです。
そのため、保育士への転職は歓迎されやすいです。
しかし、保育士経験がないと新卒扱いになってしまうため、給料面で期待できない可能性もあります。
第二新卒で転職する際には、「もう少し給料を上げて下さい」と交渉できます。
新卒の際は、自分の能力がどの程度か分からずに求人に応募することが多いでしょう。
しかし、社会人経験による能力があれば、その評価を提示することができます。
あなたの能力に期待して高評価で採用してくれるのであれば、両者共にメリットになります。
第二新卒の年齢は、20代前半がほとんどです。
社会人としての経験はあるけれど、前職のやり方に凝り固まっていないため、幅広く柔軟に対応できると考えられています。
若いからこその能力に期待され、第二新卒が有利になります。
>>>あわせて読みたい「異業種から保育士に転職!志望動機や自己PRの例文を紹介」
第二新卒で転職する際は、「仕事を途中で辞めた人」と思われる可能性もあります。
転職する際に注意することを具体的に紹介します。
退職してから時間が経つと、金銭面や社会保険の心配が募ります。
「早く仕事を見つけなければ」と焦ってしまうと、就職してもまたすぐに辞めてしまう可能性があるのです。
次は長く勤めるつもりで入念に情報収集を行い、「こんなはずではなかった」とならないよう、自分が希望する就職先を見つけましょう。
「給料が低い」「嫌いな人がいた」などと、ネガティブな言い方では悪い印象を与えます。
「また何か理由をつけてすぐ辞めるのではないか」と思われることさえあり得るのです。
「御社の保育理念に惹かれて」や、「スキルアップのため」など前向きな姿勢を示しましょう。
「子育てと仕事の両立をするために、短時間勤務が可能なところ」や、「給料は安くても、人間関係が良くて働きやすいところ」など、希望する条件を明確にしましょう。
転職したのに「前の職場の方が良かった」とならないために、前職を退職した理由と共に考えるとよいです。
保育士として経験があると、「これは当たり前」というような固定概念が作られることがあります。
施設によって保育方法が異なり、子どもによって対応も違うため、固定概念は保育をする上で支障が出ます。
自分のやり方に固執せず、柔軟な対応力をアピールすることが大切です。
第二新卒に関しては、人によって捉え方が異なります。
そのため、「第二新卒歓迎」と書かれている求人に関しては安心して応募してよいです。
「中途」と書かれている場合もあります。
ただし、第二新卒を即戦力として捉えてもらっているため、新卒並みの研修や指導を期待している場合は避ける方が無難です。
新卒で入社後、1年以内に退職した場合は、悪いイメージを持たれる場合があります。
「なぜ途中で辞めたのか」「またすぐ辞めるのではないか」と思われるかもしれません。
早期退職した理由を偽る必要はありませんが、前向きに頑張ろうとしている姿をアピールしましょう。
>>>あわせて読みたい「保育士の面接対策~よくある質問やポイントについて解説〜」
第二新卒で保育士に転職するのは有利な場合がたくさんあります。
保育士不足のため、条件を絞り過ぎなければ転職は比較的簡単にできるでしょう。
しかし、第二新卒の捉え方は人によって異なるため注意が必要です。
前職から変えたい条件を明確にすることで、より良い環境で働けるようになりますよ。
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