保育実習での目標の書き方は?ポイントと分かりやすい例文も紹介

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保育実習は、保育士という夢を叶えるための第一歩。保育実習を通して、自分の中の保育の基礎が固まるといっても過言ではありません。目標をしっかり立てて、保育実習に臨みましょう。今回は、保育実習での目標の書き方について、そのポイントを分かりやすい例文と合わせて紹介します。

保育実習では目標が大切

保育実習を通して、自分の中で「どのようなことを学びたいか」「何を得たいか」、目標を立てましょう。

まずは、自分の保育に関する基礎知識や実践能力を自己評価していき、できないことを把握する必要があります。

自分ができないことを把握したうえで、保育実習に参加すれば、大きな充実感や達成感を得られるでしょう。

目標設定は、最初からハードルを高くするのではなく、小さいことの積み重ねで構いません。

保育実習の目的とは?

保育士になるためには、養成学校や大学で保育の基礎を学ぶ必要があります。

保育実習は、学校で学んだ保育に関する理念や知識、ノウハウを現場で実践し、これまでに学んだことと関連付ける力と保育実践の応用力を養うための大切な場です。

以下では、保育実習の目的について、解説します。

子どもと直接関わることで成長発達過程を学ぶ

保育園は、0歳児から5歳児までの発達過程にある子どもがいる場所です。

年齢によって遊び方や支援していく内容、トラブルの対処法などが異なります。

実際にクラスに入ることで成長過程を間近で見ることができるため、学校で学んだことを活かしながら、子ども達の成長発達過程を学ぶことができるでしょう。

保育者の役割について身をもって学ぶ

保育実習は、「保育者とはどうあるべきか」を考える機会です。

子どもにとって保育士は先生でもあり、友達でもあり、ときには母親の代わりになります。

保護者にとっては、子どもの成長を一緒に喜んでくれる、良きパートナーでしょう。

同時に他の保育士同士の連携の取り方、保護者対応なども実習で学ぶことができるため、よく観察しておきましょう。

保育園の1日の流れを把握する

年齢によって、保育園での1日の流れは異なります。

活動の目的や方法、子どもたちの様子など、さまざまな年齢のクラスで1日の流れを体験しましょう。

目標の書き方のポイント

目標を設定するとき、どのように立てればいいのか分からない保育学生さんもいるでしょう。

書き方のポイントは、以下の通りです。

学びたいことを目標にしよう

実習の前半は、学ぶということに視点をおいて問題ありません。

「保育園の1日の流れを学びたい」、「〇歳児クラスの成長発達について学びたい」、「年齢にあった遊びを学びたい」というように、保育における重要な流れを掴みましょう。

何を学びたいかという視点をはっきりさせておくと、どこを・何を観察すればいいのか自ずと分かってきます。

目標は誰が見ても分かりやすく書こう

目標を書くときは、抽象的ではなく、分かりやすく書きましょう。

例えば、「トイレトレーニング中の子どもへの保育士の関わりを学びたい」と思ったときは、「トイレトレーニングの流れを把握し、保育士の関わりを参考に、子どもが必要とする援助ができるようにする」と、具体的に書きます。

実習の中盤では、保育士から学ぶという視点から、自分自身がどのように子どもと関わりたいか、そこから何を学びたいかという視点に切り替えましょう。

学んだことを活かす目標にしよう

実習の中盤から後半にかけては、学ぶという視点から実践側に視点がシフトします。

「手遊びで子どもたちと積極的に遊び、その反応を確認する」や「トイレトレーニング中の子どもたちと関わり、必要な援助を行う」などでいいでしょう。

いきなり大きな目標を設定するのではなく、自分にできる可能性がある実践目標を立てましょう。

目標は適宜見直し・修正しよう

同じクラスにしばらく入っていると、同じ目標を継続して掲げることもあるでしょう。

しかし、子どもたちはできること、できないことが毎日変化していきます

昨日できなかったことが急にできるようになったと思えば、その逆もあります。

そのため、適宜目標を見直し、修正することが大切です。

自分のできないことを目標にしよう

実習を進めていくうちに、「これはどのように関わっていけばいいのだろう?」という場面に必ず遭遇します。

そのような場合は、疑問をそのままにしておくのではなく、その場面において学ぶべきことを目標にすればいいのです。

具体的には、以下のように目標設定すると良いでしょう。

子ども同士のケンカに遭遇した場合

子どものケンカの場面において、保育士の声かけや対応の仕方を学ぶ

泣いている子どもの声かけの仕方が分からない場合

子どもが泣いている場面において、正しい接し方や声かけを学ぶ

保護者への対応について自信がない場合

保護者が迎えに来たときの場面において、保育士の関わり方や対応の仕方を学ぶ

目標の例文

前半から後半にかけて学ぶ視点が変化するため、自分に合ったものを参考にしてください。
保育実習の目標の例文は、以下の通りです。

前半~学ぶ視点~

実習に慣れていない前半では、保育の流れを理解することから始めましょう。

まずは、保育士の動作を自分の目で見て学ぶことが大切です。

  • 保育士の動きを観察し、保育業務の1日の流れを知る
  • 保育士がどのように子ども達に関わっているのか観察し、声かけの方法を学ぶ
  • 〇歳児の生活習慣を把握し、1日の流れを知る
  • 〇歳児の子どもの成長発達過程を学ぶ
  • ミルクの作り方、食事介助の仕方、おむつ交換の仕方を学ぶ

 

中盤から後半~保育実践~

ある程度、保育士の役割を把握したら、今度は自分で実践していきます。

声かけ、環境の設定、遊びなど、前半で学んだことを存分に取り入れていきましょう。

  • 学んだ手遊びを実践して、子ども達と積極的に関わる
  • 自分の得意なピアノや手遊びを保育活動の中に取り入れる
  • 子ども同士で関わり合いながら遊べるように仲介していく
  • 外遊びの際はケガや事故をおこさないように視野を広く持って子ども達と関わる

 

保育実習が終了したら振り返ろう

保育実習の目標は、自分がなりたい保育士になるために必要なものです。

振り返りを通して、どこができて、どこができなかったかを明確にすることで、次の実習や現場に出てからの課題が分かるようになります。

目標が達成できると、自分の大きな自信にもつながるため、振り返りは必ず行い、未来の自分に活かしましょう。

 

まとめ

保育実習の目標設定は、今後保育士として成長するためにも非常に重要なものです。

誰が見ても分かるように、丁寧に書くようにしましょう。

見て学ぶ視点、そして保育実践を行うことで得る学びを大切にしながら、適宜目標設定を変えていくことが重要です。

保育実習終了後は必ず振り返りを行い、次回へつなげていきましょう。

 

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