お役立ち情報
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保育実習のおいて、どんな目標を書いたらよいかと悩む人もいるでしょう。担当クラスや実習何日目かによって、目標とすることは変わりますよね。今回は、保育実習の目標の書き方を例文30選と共に解説します。実りのある実習にするため、適した目標を立てましょうね。
保育実習を通して、自分の中で「どのようなことを学びたいか」「何を得たいか」に焦点を当てた目標を立てましょう。
まずは、自分の保育に関する基礎知識や実践能力を自己評価していき、できないことを把握する必要があります。
自分ができないことを把握したうえで、保育実習に参加すれば、大きな充実感や達成感を得られるでしょう。
目標設定は、最初からハードルを高くするのではなく、小さいことの積み重ねで構いません。
保育士になるためには、養成学校や大学で保育の基礎を学ぶ必要があります。
保育実習は、学校で学んだ保育に関する理念や知識、ノウハウを現場で実践し、これまでに学んだことと関連付ける力と保育実践の応用力を養うための大切な場です。
以下では、保育実習の目的について、解説します。
保育園は、0歳児から5歳児までの発達過程にある子どもがいる場所です。
年齢によって遊び方や支援していく内容、トラブルの対処法などが異なります。
実際にクラスに入ることで成長過程を間近で見ることができるため、学校で学んだことを活かしながら、子ども達の成長発達過程を学ぶことができるでしょう。
保育実習は、「保育者とはどうあるべきか」を考える機会です。
子どもにとって保育士は先生でもあり、友達でもあり、ときには母親の代わりになります。
保護者にとっては、子どもの成長を一緒に喜んでくれる、良きパートナーでしょう。
同時に他の保育士同士の連携の取り方、保護者対応なども実習で学ぶことができるため、よく観察しておきましょう。
保育士同士の仲がよい園ばかりとは限りません。
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年齢によって、保育園での1日の流れは異なります。
活動の目的や方法、子どもたちの様子など、さまざまな年齢のクラスで1日の流れを体験しましょう。
>>>あわせて読みたい「絵本の読み聞かせ指導案はどう書く?書き方や実習でのコツも解説」
目標を設定するとき、どのように立てればいいのか分からない保育学生さんもいるでしょう。
書き方のポイントは、以下の通りです。
実習の前半は、学ぶということに視点をおいて問題ありません。
「保育園の1日の流れを学びたい」、「〇歳児クラスの成長発達について学びたい」、「年齢にあった遊びを学びたい」というように、保育における重要な流れを掴みましょう。
何を学びたいかという視点をはっきりさせておくと、どこを・何を観察すればいいのか自ずと分かってきます。
目標を書くときは、抽象的ではなく、分かりやすく書きましょう。
例えば、「トイレトレーニング中の子どもへの保育士の関わりを学びたい」と思ったときは、「トイレトレーニングの流れを把握し、保育士の関わりを参考に、子どもが必要とする援助ができるようにする」と、具体的に書きます。
実習の中盤では、保育士から学ぶという視点から、自分自身がどのように子どもと関わりたいか、そこから何を学びたいかという視点に切り替えましょう。
実習の中盤から後半にかけては、学ぶという視点から実践側に視点がシフトします。
「手遊びで子どもたちと積極的に遊び、その反応を確認する」や「トイレトレーニング中の子どもたちと関わり、必要な援助を行う」などでいいでしょう。
いきなり大きな目標を設定するのではなく、自分にできる可能性がある実践目標を立てましょう。
>>>あわせて読みたい「責任実習の指導案とは?項目別の書き方や実習前の準備をチェック」
同じクラスにしばらく入っていると、同じ目標を継続して掲げることもあるでしょう。
しかし、子どもたちはできること、できないことが毎日変化していきます。
昨日できなかったことが急にできるようになったと思えば、その逆もあります。
そのため、適宜目標を見直し、次の日の目標に活かすことが大切です。
実習を進めていくうちに、「これはどのように関わっていけばいいのだろう?」という場面に必ず遭遇します。
そのような場合は、疑問をそのままにしておくのではなく、その場面において学ぶべきことを目標にすればいいのです。
具体的には、以下のように目標設定すると良いでしょう。
●子ども同士のもめごとの対応を学びたい場合
子ども同士の関わり合いに際しての声掛けを学ぶ●泣いている子どもの声かけの仕方が分からない場合
さまざまな場面で、その子に必要な声かけや支援を行う●人見知りの子どもへの対応に悩んでいる場合
どの子にも積極的に関わり、その子に適した対応を学ぶ実習の目標は、実習前に立てる大きな目標と毎日の目標の2種類があります。
また、毎日の目標も担当するクラスや活動によって大きく変わるでしょう。
ここからは、実習全体の目標や、年齢、シーン、保育活動別の目標例文を30種類紹介します。
目標を立てる際の参考にしてくださいね。
①子どもたちと積極的に関わり、その子に適した対応を学ぶ
②その場面に場面で適した声掛けができるようになる
③異年齢保育の特徴を学び、年齢ごとに合った支援をする
④モンテッソーリ教育の取り組みと、保育内での取り入れ方を学ぶ
実習前に立てる目標が、保育実習全体の目標です。
そのため、実習初日から最終日にかけて学びたいことを書きましょう。
子ども達との関わり方や実習への姿勢を書くと、実行しやすいです。
また、特別な保育・教育法を取り入れている園で実習する際には、保育方法に関する目標も立てましょう。
実習後に学びが生かせますよ。
⑤0歳児:発達段階ごとの危険箇所と安全対策を学ぶ。
⑥0歳児:一人ひとりの発達に合わせた援助を行い、援助の反応を学ぶ。
⑦1歳児:一人ひとりに合った声かけを学ぶ。
⑧1歳児:発達に合わせた遊びを考え、一緒に楽しむ。
⑨2歳児:他者との関わりが楽しめるような声掛けや援助を行う。
⑩2歳児:遊びから活動への移行する際の支援を学ぶ。
⑪3歳児:一人ひとりと関わり、個性やその子に応じた対応を学ぶ。
⑫3歳児:子どもたちの気を惹く声かけを学ぶ。
⑬4歳児:声掛けに対する表情や態度の変化から、その子に効果的な援助を行う。
⑭4歳児:設定保育中に特に目を配る必要があるポイントを捉える.
⑮5歳児:子どもの気持ちに寄り添った援助や声掛けを学ぶ。
⑯5歳児:意欲を引き出す導入を学び、実践する。
年齢別の目標は、その年齢の発達段階を理解して立てましょう。
最初は、発達段階を知ることを目標にすると実行しやすいです。
未満児クラスは発達にばらつきがあるため、個々に応じた対応ができるよう心掛けましょう。
以上児クラスは自己主張の強さに個人差が出るため、一人ひとりの気持ちに寄り添った援助を学べるとよいですね。
⑰実習序盤:積極的に関わり、子ども達の発達段階を捉える。
⑱実習序盤:保育者の声かけや援助から、クラス全体の特徴を学ぶ。
⑲実習中盤:配慮が必要な子の接し方や援助を学ぶ。
⑳実習中盤:より興味を惹ける遊び方や声掛けを探す。
㉑実習終盤:活動に集中できるような声掛けを学び、実践する。
㉒実習終盤:臨機応変に子どもの気持ちに寄り添いながら、設定保育を行う。
実習のシーンによって目標は大きく変わります。
序盤は子ども達がどのような子なのかを的確に捉えられるようになりましょう。
その中で出てきた疑問を解消するためには何を学べばよいかを書くと、一貫性のある目標が書けますよ。
終盤では子ども達のことがわかってきているため、学ぶだけでなく自ら動くことを目標にするとよいですね。
㉓製作:一人ひとりが集中して作製できる環境作りを学ぶ。
㉔製作:作るスピードが違っても楽しめるような支援や声掛けを行う。
㉕運動:ルールの伝え方や切り替えができるような声掛けを学ぶ。
㉖運動:ルールを守って遊ぶ楽しさが伝わるような援助を行う。
㉗音楽:メリハリをつけられる導入や声掛けを学ぶ。
㉘音楽:子ども達だけでグループ分けをする際の支援を学ぶ。
㉙異年齢保育:年齢を問わず楽しめる保育や声掛けを学ぶ。
㉚異年齢保育:どの子も安全に遊べるよう、環境構成に配慮する。
設定保育を中心とした目標では、具体的なことを書くと実行しやすいです。
保育内容によって少しずつ変化します。
製作は個人差、運動はルール、音楽はみんなでやり遂げることに配慮するとスムーズに活動が進みますよ。
また、異年齢保育では未満児と以上児を共に保育するため、普段の保育より一層環境構成に配慮する必要があります。
保育実習の目標は、自分がなりたい保育士になるために必要なものです。
振り返りを通して、どこができて、どこができなかったかを明確にすることで、次の実習や現場に出てからの課題が分かるようになります。
目標が達成できると、自分の大きな自信にもつながるため、振り返りは必ず行い、未来の自分に活かしましょう。
保育実習の目標設定は、今後保育士として成長するためにも非常に重要なものです。
誰が見ても分かるように、丁寧に書くようにしましょう。
見て学ぶ視点、そして保育実践を行うことで得る学びを大切にしながら、適宜目標設定を変えていくことが重要です。
保育実習終了後は必ず振り返りを行い、次回へつなげていきましょう。
実習が終わるとあっという間に就職活動が始まります。
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