お役立ち情報
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子どもの人数が多すぎて全体を見れないために、自分らしい保育ができないと悩んでいる保育士の方もいるのではないでしょうか?「もっと周りを見て仕事をして!」と先輩保育士から注意されたこともあるかもしれません。そこで今回は、どうすれば全体を見ながら効率よく保育ができるのか、その解決策を紹介していきます。
■目次
まず、全体を見るということはどのようなことか考えていきましょう。
全体を見るとは、子ども一人ひとりではなく、そのクラス全体が何をしているかを把握することです。
子ども達に背を向けて、保育製作の準備をしたりすることはもってのほか。
どこで誰がどのように遊んでいるか、危険な遊びはしていないかなど、全体を見渡し安全を確保することが必要です。
何かトラブルがあった際、「見ていませんでした」では済まされません。
保育士が全体を見れないと、以下のようなトラブルが起きることが想定されます。
●部屋から子どもが脱走する
●子ども同士のケンカに気づかない
●子どもの危険行為(はさみなどで他の子どもを傷つける、など)
●子どもが一人ぼっちになる
●誤飲、転落などの事故
…など全体を見ながら保育を行わなければ、子どもの安全が確保できないことにつながります。
最悪の場合、命に関わる重大な事故に発展する可能性もあるのです。
「もっと全体を見て保育して!」と先輩保育士に指導を受けた方もいるでしょう。
そこで、全体が見れない保育士に考えられる原因について紹介していきます。
同僚保育士同士によくあることですが、他の保育士にライバル意識を持っていたり、人の評価が気になったりしてしまい、自分らしく動けないということがあります。
他人の評価を気にするあまり、全体が見えづらくなり、独りよがりの保育になってしまいがちであるため、注意が必要です。
覚えることややることがたくさんありすぎて手一杯になってしまい、全体が見えないことがあります。
行事前などは特に忙しく、その疲れから体調不良に陥りがちであるため、なおさら全体を見られなくなってしまうことも…。
特に、まだ仕事に慣れていない新人保育士や中途保育士に多く見受けられます。
1日の流れを把握し、自分で保育の計画を立てておかないと、イレギュラーなことが起こったときに対応できません。
そのような中、想定外の出来事が1つ起こると、上手く対応できず、クラス全体のバランスが崩れてしまうことはよくあります。
自分の受け持っているクラスの子ども達の特徴を理解し、全体を見ながら、どのようなことが起こり得るかをある程度予測しておくことも必要です。
子ども達それぞれの興味関心を大事にしたいという気持ちから、子どものやりたいと思う遊びを提供しすぎてはいませんか?
自分が管理・把握できる範囲は限られてているため、その範囲以上の遊びを提供してしまうと、全体を見られなくなってしまいます。
「今日の自由時間は、〇〇と△△を提供する」とあらかじめ決めておくと、誰がどのような遊びをしているのか把握しやすくなります。
全体を見るにはどのような環境を提供すればいいのか、ということを考えるのも重要なことです。
全体を見ながら保育をしたいのに、なぜか上手くいかなくてトラブルばかり…と悩んでいる保育士さんもいるでしょう。
では、どのようにすれば全体を見れるようになるのでしょうか。
保育士になるために一生懸命勉強に励み、実習をこなし、たくさんの経験を積んできた自分を認めてあげましょう。
保育士としての自信の無さが、保育の中で邪魔してしまい、結果的に空回りしてしまうことがあります。
少しずつ自分のペースを掴めるように、保育を通して多くの経験をすることも大切です。
自分が受け持っている子ども達を、しっかり把握することも大切です。
相手を知ろうとすると、見えてくるものがたくさんあります。
どんな遊びが好きなのか、誰と誰が仲がいいのか、トラブルを起こしやすい子の特徴は何なのかなど、子どものことを知ろうとしましょう。
そのような視点で全体を見ると、どのようなことが起こり得るのか、そのヒントにもなります。
勤めている職場の保育士の中には、子ども達から人気があり、関わり方が上手な保育士がいるでしょう。
どのようなことに気をつけながら保育をしているのか、全体を見るうえでどのようなことに気を配っているのかなどを見て学ぶことで、得られるものが多くあります。
直接話を聞いてアドバイスをもらうことも得策です。
頑張ってみたけれど、余裕がなくて上手くいかない、ということもあるでしょう。
そのようなときは、1人で抱え込まずに、他の保育士に自分からヘルプを出すことも必要です。
誰かに助けてもらうことは恥ずかしいことではありませんし、子ども達に質のいい保育を届けることにもつながります。
できないと思ったことは、早めに他の保育士に自分からヘルプを出しましょう。
行き当たりばったりの保育をしても、トラブルが起きたときに上手く対応することができません。
ある程度スケジュールを決めてしまい、起こり得るトラブルを予測し、対処できるように方法を考えておきましょう。
万が一の事態が起こった場合でも、焦ることなく臨機応変に対応できる可能性があります。
全体を把握しながらも、子ども達の様子を観察し、保育を行うことはベテラン保育士でも非常にレベルの高いものです。
少しずつでも全体を見られるようになるために、日頃から子ども達の様子に気を配り、日誌をしっかりつけて観察する癖をつけましょう。
余裕があれば、子ども達の観察日記を書くこともおすすめです。
解決策を試したものの解決できなかった、という場合は、保育園の規模がそもそも合っていないことも考えられます。
そんな保育士には、少人数保育という選択肢もあります。
少人数保育は、定員6人以上19人以下の少人数で行い、0歳〜3歳未満の子どもを対象とした保育です。
大規模の保育園と比較をすると、幅広い経験を積むことは難しいですが、その分、子ども一人ひとりに寄り添った保育を叶えることができます。
また、保育士の人数も比較的少ないため、「他の保育士と比べてしまう」「人間関係が悪く、思うように保育ができない」と人間関係に悩む保育士の方にとっては、悩みを軽減することができるかもしれません。
ぜひ、職場を変えるということも視野に入れてみてくださいね。
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子ども達全体を見れないという悩みは、保育士の中ではよくあることです。
自分の担当している子ども達の特性を知ることは、信頼関係を築くことにもつながりますし、全体を見るためにも非常に重要です。
保育士としての自信を持って、自分らしい保育をするためにはどうすればいいか、考えてみましょう。
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