獅子舞ってなに?保育園で子どもに分かりやすく説明しよう!

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保育園で、子ども達に獅子舞について説明しましょう。お正月やお祭りで見かけることが多い獅子舞ですが、獅子舞が持つ意味をご存知でしょうか?不思議な見た目から、怖いと泣いてしまう子どもも少なくありませんね。ですが、獅子舞について理解が深まれば、そんな怖さも吹き飛んでしまうかもしれません。今回は、子どもに獅子舞について分かりやすく説明する方法を紹介します。

獅子舞ってなに?

獅子舞とは、獅子頭という仮面を被って祭ばやしにあわせて舞い踊る民俗芸能です。

複数人の大人が胴幕の中に入り、先頭の人が獅子頭や胴を動かしたりするのが一般的な獅子舞です。

ですが、1人で演じたり、10人以上で演じたりと、その種類は数千種類以上にも及びます。

このことから、日本の民俗芸能の中でも最も種類が多いといわれています。

獅子舞が人の頭を噛む理由

獅子舞といえば、人の頭を噛む光景をよく見ますよね。

獅子舞が人の頭を噛むことには、その人についた邪気を食べるという理由があり、縁起が良いとされています。

特に、子どもが頭を噛まれると、厄除けの効果が高まるほか、頭が良くなると信じられているようです。

そもそも、獅子舞には、悪魔祓いや疫病退治の意味が込められています。

そのため、お正月やお祭りなど縁起が良い日やめでたい日に行われ、昔から幸せを招くものとして考えられているのです。

 

獅子舞の起源と歴史とは?

獅子舞の起源と歴史は、以下の通りです。

起源

獅子舞の起源は、古代インドとされています。

古来、インドの遊牧民にとって力の強いライオンは、神秘的な力を持つ神様として崇められていました。

やがて、お祈りする過程でライオンを模した舞を踊るようになり、獅子舞の原型が生まれたのです。

歴史

日本へは16世紀の初め頃、伊勢の国(現在の三重県)に伝わり、その当時起こっていた飢饉や疫病を追い払うために、獅子舞を舞ったのが始まりとされています。

その後、伊勢から江戸(現在の東京)へ伝えられ、悪魔を払う縁起の良いものとして、お祝いごとや祭りごとで獅子舞が行われるようになりました。

また、獅子舞が日本全国に広まったのは、江戸時代の初期頃、”江戸大神楽師”と”伊勢大神楽師”といわれる芸能集団がきっかけとされています。

彼らは、獅子舞を踊りながら全国を旅し、悪魔祓いをしました。

全国に広まった獅子舞は、その土地の風土にあった獅子舞として変化し、今もなお各地域で親しまれています。

 

獅子舞について子どもに分かりやすく説明するには?

獅子舞について子どもに分かりやすく説明する方法は、以下の通りです。

<乳児向け>
お正月やお祭りなどの楽しい日には、獅子舞が行われます。
獅子舞は「お腹がすいたよ〜」「病気になって苦しいよ〜」といった悪いことからみんなを守るために、踊ったり頭を噛んだりします。
少し怖いかもしれないけれど、頭を噛んでもらうと良いことがあるから、獅子舞を見たら頭を噛んでもらおうね。
<幼児向け>
みんな、お正月やお祭りのときに獅子舞って見たことあるかな?
獅子舞は、獅子頭という仮面を被って、みんなの前で踊ることをいいます。
そして、みんなについてる悪いものを食べるために、頭を噛んだりします。
だから、獅子舞を見る機会があったときは、頭を噛んでもらおうね。

獅子舞を説明する際は、写真や絵を見せながら説明すると分かりやすいです。

獅子舞の不思議な見た目から、子どもの中には怖いと思う子も出てくるでしょう。

獅子舞は、子ども達にとって良い存在であることを伝えると、子ども達も興味が持てるかもしれません。

 

保育園で獅子舞への理解を深める過ごし方アイデア

保育園で獅子舞への理解を深めるおすすめの過ごし方は、以下の通りです。

獅子舞にまつわる絵本の読み聞かせ

獅子舞にまつわる絵本を読めば、より分かりやすく獅子舞について学ぶことができます。

本物の獅子舞は怖いけれど、絵本の中の可愛らしい獅子舞なら大丈夫!という子どもは多いかもしれません。

獅子舞が踊ったり、頭を噛んだりする理由が分かれば、子ども達の理解も深まることでしょう。



獅子舞ごっこをして遊ぶ

子どもの中には、獅子舞を見て「獅子舞の中に入ってみたい」と思う子もいるでしょう。

大きい緑の布や段ボールを用意すれば、簡単に獅子舞になりきることができます。

二人以上で布を被って獅子舞の踊りを真似てみるのも楽しそうですね。

獅子舞製作楽しむ

<子ども向け>

獅子舞をモチーフにした製作遊びは、お正月の製作としてもおすすめ。

製作に取り掛かる前に、獅子舞の姿や形を見せておくと子ども達のイメージも膨らむでしょう。

自分だけのオリジナル獅子舞を製作すれば、獅子舞への親しみが持てるかもしれませんね。



<保育士向け>

保育園で獅子舞を買うとなると、かなりの費用がかかってしまいます。

ですが、手作りであれば身近な材料だけで作ることができ、作り方によっては、忙しい保育士でも無理のない範囲で作り上げることができます。

また、子ども達も大好きな保育士が作ってくれたとなると、興味が持てるかもしれません。

 

まとめ

獅子舞は、古くから伝わる民俗芸能です。

獅子舞を見ると泣いてしまう子どももいますが、健康を祈り、穏やかに暮らせるよう邪気を払うという意味が込められています。

子どもに説明する際は、みんなにとって良い存在であるということをしっかりと伝えると、興味を持つことにつながるかもしれません。

 

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