お役立ち情報
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保育を進める中で、「言うことを聞かない子どもがいて大変」「クラスがまとまらなくて困る」といった悩みを抱える保育士は多いのではないでしょうか?特に新卒の保育士にとって、初めにぶち当たる壁でもありますよね。今回は、言うことを聞かない子どもへの適切な対応や言うことを聞かない理由などについて解説します。
■目次
以下の通り、子どもが言うことを聞かないことについて考えられる理由を見てみましょう。
子どもは、信頼関係が十分にできていない大人に対して「この人は信頼できる大人なのか」と確かめようとします。
いわゆる、試し行動というものです。
保育士の声かけに対してあえて逆の行動を取ったり、反抗したりして大人がどこまで真摯に関わってくれるのか、自分のことを思ってくれているのかを見ています。
また、“関わってほしい”という思いの表れでもあります。
>>>あわせて読みたい「子どもの試し行動にはどう対応したら良い?原因と対応方法を紹介」
子どもに何かを伝えるときには、簡潔で分かりやすいことが前提です。
長い言葉で話し続けても、子どもには伝わっていないことが多いです。
また、一度に複数のことを伝えていたり、言葉遣いや話のスピードが年齢に合っていなかったりすることも考えられます。
この場合は、自分の言葉遣いがどうなっているか、子どもたちの反応はどうかと振り返って考えてみることが大切です。
中には、発達障がいの子どもや特性を抱えたグレーゾーンの子どもがいる可能性もあります。
年齢相応に話を聞いて理解することが難しかったり、衝動性があり落ち着いて話を聞くことが難しかったりします。
そのため、一人ひとりの特性を理解したうえで、どうしたら伝わるのかを考えて対応していくことが大切です。
>>>あわせて読みたい「【保育士なら知っておきたい】発達障害の特徴や保育について」
以下では、保育士がすべき言うことを聞かない子どもへの対応を紹介します。
まずは、子どもとの信頼関係を築くことが大切です。
前述したように、子どもが言うことを聞いてくれない理由として、子どもとの信頼関係が不十分であることが考えられます。
具体的には、以下のようなことを行ってみましょう。
時間はかかるかもしれませんが、焦らずじっくりと子どもと向き合うことで、やがて信頼関係は築き上げられます。
●子どもの名前を呼ぶ
子どもは名前を呼びかけてもらうことで、信頼感を高めやすくなります。
自分のことを知っている人だと安心感が持てるからです。
挨拶においても、「〇〇ちゃん(くん)、おはよう」と毎日呼びかけることで、次第に子どもとの距離がグッと近くなったように感じられるかもしれません。
●全力で一緒に遊ぶ
子どもが興味を持っていること、楽しんでいることを一緒になって楽しむことが大切です。
難しいことは考えず、まずは、「なにしてるの?」と問いかけてみてください。
そして、子どもになったつもりで、リアクションは大きく、笑顔で関わることを意識してみましょう。
●気持ちを受け止めながら関わる
子どもは敏感であるゆえ、環境の変化による不安やストレスを受けやすいです。
子どもの周りで何か環境の変化があった場合は、子どもの思いを丁寧に受け止めながら関わることが大切です。
子どもは「自分の気持ちを受け止めてくれた」「分かってくれた」という経験を重ねることで、保育所が安心できる場所になっていき、先生のことが大好きになります。
子どもたちに何かを説明するときは、イラストや写真を活用しましょう。
口頭だけで説明するよりも、視覚的に訴える方が子どもに伝わりやすいです。
なによりも「これから何が始まるんだろう」と興味を持って注目してくれるため、保育がスムーズに進められるかもしれません。
子どもにとって、日々の生活の中で見通しが立っていることは非常に重要です。
見通しを持つことは安心感につながるため、イラストや写真を活用したり、「これが終わったら~するよ!」という声かけを意識しましょう。
実際に保育の中で見通しを伝えることで、子どもが落ち着けるケースは多いようです。
子どもたち全体に向けた声かけがうまくいかずに困ったことはありませんか?
特に、片付けや集まりのような活動の切り替え時は難しいですよね。
以下では、言うことを聞かない子どもに効果的な保育士の声かけを場面別に紹介します。
色々な方法を試したけれど、あまり効果が見られない…ということもあるかもしれません。
以下では、言うことを聞かない子どもの保育で困ったときの対処法を紹介します。
子どもが言うことを聞かなくて困った経験は、誰しもあるものです。
困ったときには、頼りになる先輩保育士から助言をもらいましょう。
具体的に子どもの姿や自分の対応について伝えたり、実際の保育場面を見てもらったりすると良いかもしれません。
また、先輩の保育から言葉がけや対応の仕方を学ぶことができます。
特に複数担任であれば、同じクラスの子どもたちにどのように語りかけているか見ることができるため、良い学びの機会になりますね。
「静かにしないとだめ」や「お話を聞きなさい」のような叱る言葉がけで、子どもに言うことを聞かせるのは簡単なことです。
ですが、それでは自発的に話を聞こうとする力を育むことができず、度を越してしまうと虐待にもつながります。
保育中に余裕がなくなると、つい強い口調になってしまいそうになることもあるかもしれません。
そんなときこそ、一度深呼吸をしてリラックスできるようにしましょう。
子どもが言うことを聞いてくれないと悩んだときは、信頼関係づくりと楽しい期待が持てるような工夫を進めましょう。
難しいことは考えず、子どもたちとたくさん笑い合って楽しい時間を共有してください。
そうすることで、先生のことが大好きなクラスになります。
子どもの「大好きな先生の話なら聞いてみようかな」「楽しいことが始まるかな」とわくわくする気持ちを大切にしてください。
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