保育士の仕事内容って?1日のスケジュールや勤務時間なども解説

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仕事量が多いと言われる保育士ですが、1日のスケジュールをどのように過ごしているのだろうと気になる方もいるのではないでしょうか?共働きが年々増加傾向にある今、保育士は子どもたちを安全に見守ってくれる頼もしい存在です。ですが、保育士の仕事は子どもを見守るだけではありません。そこで今回は、保育士の仕事内容について、1日のスケジュールと勤務時間とあわせて解説します。

保育士の仕事内容は?

保育業界が抱える課題の一つでもある保育士の仕事量の多さ。

子どもの保育のみならず保護者対応や事務業務など、保育士の仕事は多岐に渡ります。

そんな保育士の仕事内容は、大きく4種類に分けられます。以下で、細かく見てみましょう。

保育活動

保育園で預かる乳幼児の食事や着替え、排せつといった生活に必要な身の回りのサポートを行います。

ただサポートといっても、子どもたちがきちんと生活習慣を身につけられるよう指導しつつ、子どもが健やかに成長できるような運動や遊びを活動に取り入れることが大切です。

また、年齢や子どもの成長スピードによってサポートの仕方は異なります。

日頃から子どもたちをよく観察し、一人ひとりに合った保育を提供することが保育士としての重要な仕事なのです。

保護者対応

保育士にとって、保護者対応は非常に大切な仕事です。

育児の悩みや不安を抱えている保護者に対して相談やアドバイスをしたり、保育や保育園に関する些細な質問に対して柔軟に対応したりと、毎日多くの保護者とコミュニケーションを取って信頼関係を築きあげます。

ときには無理難題を言われたり、お叱りの言葉をもらうこともあるでしょう。

そんなときでも、謙虚な姿勢でスピード感を持って対応することが大切です。

事務業務

事務業務は、保育士の仕事の大半を占めるとも言われています。

保護者とのコミュニケーションツールでもある連絡帳をはじめ、毎日の保育を記録する保育日誌や児童票、毎月作成するおたよりなど…
書類作業だけでも多くの種類の作業を行わなければなりません。

また、保育園によっては、職員のシフト作成や備品の発注などを保育士が行うというところもあるようです。

その他

行事の企画・運営や園内の点検整備、毎月の壁面製作といった業務も保育士がこなさなければならない仕事です。

特に、行事の企画・運営においては、各行事の計画から製作物の準備、保護者へ配布する案内の作成といった幅広い業務を行う必要があります。

また、製作活動の準備を行ったり、読み聞かせ用の絵本を選定したりすることもあるようです。

 

保育士の1日のスケジュール例

以下では、保育士の1日のスケジュール例を紹介します。

時間仕事内容
7:00

出勤

早番の場合は7時〜8時頃に出勤、通常勤務(中番)の場合は8時頃に出勤するケースが多いようです。
園児の出迎えの準備やその日の仕事内容の確認・準備をしたりします。

7:30

~8:30 

園児の出迎え

保護者と登園してくる園児を出迎えます。
子どもの健康状態を確認したり、保護者からの連絡事項の確認を行ったり、子どもが全員揃うまで自由保育をしたりします。

9:00 

朝の会

園児の登園が終わったら、出欠確認を行い、朝の挨拶や体操、歌を歌ったりします。
保育園によっては、園児と職員全員がホールに集まって朝の会を行うところも。

9:30~ 

保育開始

クラスに分かれて保育を行います。
年齢や季節に合わせて、絵本の読み聞かせや歌・手遊び、お絵描き、製作などの活動を実施して過ごします。

11:00

~11:30 

昼食の準備・配膳

給食がある場合は、配膳をしたりして昼食の準備に取りかかります。
そして、子どもたちを集めて、手洗い・うがいをするよう促します。

11:30

~12:30 

昼食

子どもたちと一緒に昼食を取ります。
誤飲やアレルギーなどのトラブルが起きないよう、子どもたちを見守りつつ、お箸の持ち方などを指導したり食べ残しがないかをチェックします。

12:30

~13:00 

昼食の片付け・お昼寝の準備

昼食が終わったら後片付けをします。
その後、布団を敷いたり、子どもたちをトイレに行かせたりとお昼寝の準備を行います。

13:00

~14:00 

休憩

子どもがお昼寝をしている間は、異変がないか様子を見守りつつ、連絡帳の記入や行事の用意などの事務作業を行います。
保育園によっては、この時間に交代しながら昼食を取るケースもあるようです。

14:00

~14:30  

園児の起床

子どもたちを起こし、布団を片付けます。
また、起きた子どもの着替えを補助したり、乳児のおむつ交換を行ったりもします。

15:00

~15:30 

おやつ

子どもたちが大好きなおやつの時間は、子どもとコミュニケーションを取りながら楽しく過ごします。
そして、おやつの時間が終わった後は、後片付けをして歯磨きの指導を行います。

16:00  

帰りの会

朝の会と同様、子どもたちを集めて帰りの会を実施します。
子どもたちとその日1日を振り返り、歌を歌ったり絵本の読み聞かせを行ったりします。

16:30~ 

園児のお見送り・デスクワーク

保護者がお迎えに来る時間です。子どもを引き渡す際、保護者にその日の子どもの様子や連絡事項を伝えたりします。
また、保育室内の掃除や保育日誌、指導計画などの事務作業を行ったりします。

17:00

退勤

次の日の準備をして退勤です。
夜間保育を行う保育園の場合は、遅番の保育士に引き継ぎをして退勤します。

保育士の勤務時間・お休みは?

以下では、保育士の勤務時間およびお休みについて説明します。

勤務時間について

多くの保育園では早朝保育や延長保育を行っているところが多く、8時間勤務のシフト制が一般的です。

保育園によっては、7時間30分勤務と勤務時間が短い園もあります。

シフトについては、早番・遅番の2交代制もしくは早番・中番・遅番の3交代制が基本です。

早番・中番・遅番の一般的なシフトの例は、以下の通りです。

>>>あわせて読みたい「保育士の勤務時間はどれくらい?シフト制や固定勤務別に紹介」

早番…7時30分~16時30分頃

中番…8時30分~17時30分頃

遅番…9時30分~18時30分頃(子どもが帰宅するまで)

また、子育てや介護など、急なライフステージの変化でも保育士として働き続けられる制度として『短時間勤務制度』があります。

短時間勤務制度とは、その名の通り、通常よりも短い時間で勤務する制度です。

短時間勤務制度を利用する場合は、いくつかの条件を満たさなければなりませんが、家庭と両立したいという保育士の方にとっては無理なく働くことができるおすすめの働き方です。

短時間勤務の勤務時間の例は、以下の通りです。

>>>あわせて読みたい「保育士の短時間勤務制度って?概要やメリット、デメリットなど」

8時~15時

9時~16時 

お休みについて

保育士のお休みは保育園によって異なりますが、基本的には日曜日・祝日・年末年始です。

ですが、保育園の行事は土曜日・日曜日に行われるケースがほとんどであり、保育士は全員出勤しなければなりません。

その場合の休日については、平日に交代で代休を取ったり、そもそも代休を取らずに休日手当が支給されたりと、保育園によってさまざまです。

>>>あわせて読みたい「保育士でも年間休日120日以上ほしい!求人探しのポイントとは」

 

まとめ

今回は、保育士の仕事内容について、1日のスケジュールと勤務時間とあわせて解説しました。

保育士の仕事内容は、保育活動をはじめ、保護者対応や事務作業、行事の企画・運営など、非常に幅広いです。

また、スケジュールからも見て分かるように、それらの業務をこなしながら大勢の子どもたちを見守る必要があります。

ですが、その分、子どもたちの成長を間近で感じることができる、魅力たっぷりな仕事といえるでしょう。

 

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