体力勝負の保育士は何歳まで働ける?長く働くための秘訣を紹介!

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保育士は、何歳まで働けるのかご存知ですか?毎日走り回り、体力的にきつい仕事であるため、長く続けることに対して不安になったり、年齢制限があったりするのではないかと思う方もいるでしょう。そこで今回は、保育士には定年はあるのか、一体何歳まで働けるのかについて、長く働くための秘訣とあわせて紹介します。

保育士は何歳まで働ける?

一般企業と同じように、保育士にも定年があります。

それゆえに、公立保育園や私立保育園では、それぞれに定年が決められています。

近年では、保育士不足により、定年を迎えても希望すれば再雇用されるケースが増えてきているようです。

また、高齢化に伴い、70歳までの雇用も考えられています。

以下では、公立保育園と私立保育園それぞれの定年について説明します。

公立保育園の定年

公立保育園の保育士は、地方公務員というくくりになるため、60歳が定年です。

希望者には再雇用措置が取られ、65歳まで働くことが可能となります。

しかし、公務員保育士は、昇進や異動があるゆえに、保育士ではなく事務職などに変わる可能性も…。

また、2023年4月から徐々に定年が引き上げられ、2031年には65歳が定年になります。
参照:総務省|「地方公務員法の一部を改正する法律案の概要」

私立保育園の定年

私立保育園では、経営者が定年を決めることができます。

現時点では、60歳を定年としている保育園が多いようです。

中には、公立保育園と同じように再雇用措置が取られ、65歳まで働くことができる園もあります。

直接雇用ではない派遣労働者では、年齢を超えていても受け入れてもらえる場合があるようです。

70歳まで定年引き上げ

2021年4月の高年齢者雇用安定法の改正により、70歳までの雇用を確保する努力義務が掲げられました。

これにより、保育士も60歳過ぎても働き続けやすくなっているといえます。

ですが、その分体力面を考慮した働き方が必要となります。
参照:厚生労働省|「高年齢者雇用安定法の改正~70歳までの就業機会確保~」

 

保育士の年齢層が低い理由とは?

前述の通り、保育士の定年は60〜65歳であることが分かりました。

ですが、厚生労働省のデータによると、実際の保育の現場は30代未満が30%以上と一番高く、60歳代においては約6%ほしかいません。

以下では、保育士の年齢層が低い理由について説明します。
参照:厚生労働省|「保育士の現状と主な取組」

体力面で不安になる

保育士は、子どものおんぶや抱っこに加えて、子ども達と走り回って遊んだり、行事の準備のために重たい荷物を持ったりなど、日々体力勝負です。

その上、感染症などの病気にかかる可能性が高く、自分の体力や健康に不安を抱えて働かなくてはなりません

年齢を重ねるに連れて免疫力が落ちていき、保育士を長く続けることに不安を感じる人は少なくないのです。

結婚や出産を機に退職する

最近は、男性保育士も増えつつありますが、保育の現場はまだまだ女性が多いです。

そのため、結婚や出産といったライフイベントをきっかけに退職をする保育士は少なくありません。

特に20代や30代の退職が多いため、保育士の年齢層は低くなる傾向にあります。

仕事量に見合った給料がもらえない

保育士は、他の職種や業種と比較して、給料が低い傾向にあるといわれます。

実際に毎日ハードな仕事をこなしているにもかかわらず、それに見合った給料がもらえないと思う保育士は多いようです。

そのため、保育士を退職して、他の職種・業種へ転職をする人は少なくありません

人間関係に不満がある

保育園は女性が多い職場であるゆえに、特有の揉め事が起こりやすいです。

一度起こると修復が難しくなり、仕事に支障をきたすため退職を余儀なくされます

また、保護者との円滑なコミュニケーションが苦痛に感じる保育士もいるようです。

 

保育士を長く続けるための秘訣

保育士をいつまで続けようか、と悩む人は少なくありません。

せっかく保育士という資格を取ったのであれば、できるだけ長く続けたいですよね。

そこで、保育士を少しでも長く続けるための秘訣をいくつか紹介します。

体力をつける

保育士を長く続けるにあたって、一番不安なのは体力面ではないでしょうか。

小さな赤ちゃんをおんぶに抱っこ、元気な子ども達と鬼ごっこなど毎日へとへとになりますね。

日頃から筋トレなどを行って動くことに慣れておくと、年を取っても子ども達のパワーに負けずに働くことができます。

また、通勤手段に徒歩を入れるのもおすすめです。
>>>あわせて読みたい「保育士は体力勝負!その理由と基礎体力作りの方法は?」

自分なりのストレス発散方法を見つける

女性メインの職場であるゆえに、女性同士の揉め事はどこの園でもありがちです。

上手く対応できれば良いのですが、先輩に対する不満やクラス内での揉め事など、どのように対処すれば良いか悩むことも多いでしょう。

そんなときに上手く流せるように、いつでも余裕のある心にしておくことをおすすめします。

趣味を見つけたり、旅行に行く計画を立てたりするなどして、ストレスが溜まる前に発散できるように日頃から楽しみましょう。

自分に合った働き方を見つける

年齢を重ねていくと、子育てや介護といった家庭内や自信の体力に変化が見られるでしょう。

そんなときは、無理をせずに自分の生活スタイルに合った働き方を見つけることが大切です。

例えば、担任から外れて補助をしたり、パートタイム労働者になって勤務時間を短縮したりするなどの工夫をすることで負荷が減ります。

きついと思う点について検討して、より良い方法を見つけましょう。
>>>あわせて読みたい「保育士は無資格でもなれる?保育補助の仕事内容や資格取得方法!」
>>>あわせて読みたい「保育士の非常勤とは?常勤との違いやメリット・デメリットなど」

保育観や人間関係が合う園を見つける

自分のやりたい保育と働く園の保育観が合わなければ、いつかひずみが生じます。

また、人間関係においても、最初は我慢できても長くは続きません。

自分の想いをしっかりと保育に活かすことができ、同僚と和気あいあいと働ける環境か理想ですね。
>>>あわせて読みたい「保育士の保育観とは?具体例や保育観が合わないときの対処法」

 

まとめ

方法を考えれば、長く保育士を続けられることがお分かりいただけたでしょうか。

嫌なことがあるからといって、すぐに辞めてしまうのはもったいないです。

保育士不足により、保育経験のある保育士の需要も高まっています。

せっかく保育士資格を取得しているのであれば、長く続けることをぜひ考えてみてください。

 

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