お役立ち情報
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猛暑日が続く夏は、室内遊びの機会が増える保育園も多いことでしょう。しかし、室内で何をしようかと悩む保育士も少なくないのではないでしょうか。中には、外に出られないと聞くだけで悲しむ子どももいるため、対応に困ってしまいますよね。そこで今回は、夏の保育園で楽しめる室内遊びのアイデアをまとめました。涼しさを感じられるものから、室内でも十分に体を動かせる物まで紹介します。
暑い夏には、涼しさを感じられる室内遊びをするのがよいでしょう。
今回は、触れるだけで涼しさを味わえる氷遊びと、見た目で涼しさを感じられるかき氷の製作を紹介します。
氷遊びは、導入として少し取り入れるだけでも子どもの興味を引きます。
例えば、ステンレスのボールに氷を入れて音を鳴らし「何の音でしょう?」とクイズを出したり、色をつけた氷が溶けていく様子を見せたりするだけでも楽しめます。
子ども達の前で披露すると、大いに盛り上がること間違いなしです。
フローズンペイントとも呼ばれる氷遊びは、凍らせた色水でお絵描きをする遊びです。
ひんやり冷たく、スルスルと滑って溶けていく様子を楽しむことができるため、夏の室内遊びにぴったりです。
<準備する物>
●画用紙
●着色料(絵の具、食紅など)
●容器(製氷容器、ゼリーのカップなど)
●爪楊枝やストロー、アイスの棒など(持ち手用)
●アルミホイルまたはラップ
●シート
<遊び方>
❶絵の具や食紅を容器に入れる。
❷容器に水を入れ、よく混ぜる。
❸容器にアルミホイルまたはラップをかけ、持ち手になる物を突き刺す。
❹そのまま冷凍庫に入れて凍るまで待つ。
❺凍ったら、冷凍庫から取り出しアルミホイルやラップを剥がす。
❻テーブルの上が濡れてもいいようにシート等を敷き、お絵描きをする。
●色が薄いと分かりにくいため、はっきりと画用紙に色が移るように濃度を濃くする。
●容器に水を入れるときは、隣同士が混ざらないように8分目くらいにする。
●長く楽しめるように、しっかりと凍らせる。
●冷凍庫に入れる際は、揺れて色が混ざらないようにゆっくりと運び、平らなところで凍らせる。
●白を混ぜたパステルカラーを用意すると、写真映えする。
0歳〜2歳児クラスで氷遊びを取り入れる際は、氷に触れて冷たさや溶ける様子を感じられるように工夫するとよいです。
また、子ども達が口に入れても大丈夫なように、色づけには絵の具ではなく、食紅を使うのがおすすめです。
氷の大きさや形を変えたり、おもちゃを入れて凍らせたりしてもよいでしょう。
>>>あわせて読みたい「保育園の室内遊びはメリットいっぱい!年齢別おすすめの遊び方」
子ども達が大好きなかき氷を、本物のように再現する製作です。
完成したらフードコーナーを作ったり、お店屋さんごっこをしたりすると楽しいですよ。
<準備する物>
●綿
●ティッシュ
●絵の具
●工作のり
●すずらんテープ
●ビニール袋
●プラスチックカップなどの容器
●プラスチックスプーン
<作り方>
❶容器に綿を詰める。
❷綿の上にティッシュをちぎって乗せ、立体感を出す。
❸絵の具を少し水で薄め、シロップに見立てて綿の上にかける。
❹ビニール袋に絵の具と工作のりをいれる。
❺ビニール袋の端を少し切り、絞りのようにして練乳に見立てて綿の上にかける。
❻お好みですずらんテープを割いてトッピングをする。
(絵の具を使わずに、すずらんテープを練乳に見立ててもよい)
❼スプーンを刺して出来上がり。
●綿は、立体感が出るようにカップの上に丸くなるように乗せる。
●上の方は、綿を小さくちぎって入れると、実際にスプーンですくって楽しめる。
●個性が出るように、ビニールテープや折り紙などでトッピングを楽しめるようにしてもよい。
●カップにお絵描きをすると独自のかき氷ができる。
●プラスチックのスプーンは噛むと割れやすいため、怪我には十分注意する。
0歳〜2歳児の中には、実際にかき氷に触れたことがない子どもも多くいます。
かき氷の絵や写真、絵本を見せるなどして、かき氷がどんな物なのかを伝えることが大切です。
可能であれば、氷を用意して触らせたり、少しだけ食べさせたりすると、有意義な経験になるでしょう。
また、お店屋さんごっこなどで、実際にかき氷を作る姿を見せるのもよいですね。
>>>あわせて読みたい「保育園でかき氷の製作をしよう!おすすめ製作アイデアを紹介」
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暑すぎて外に出られない日は、室内で過ごすことになります。
しかし、外で遊べない日が続くと、子ども達のストレスが溜まってしまうことも。
ついつい室内で走り回り、怪我をする子どもも増えてしまいますよね。
以下では、室内で安全に体を動かせる遊びを紹介します。
室内での熱中症にも十分気をつけながら楽しみましょう。
四隅それぞれをスタート地点として、時計周りに4種類の競技をこなしていく楽しい遊びです。
以下で紹介する“準備する物”は一例であり、子ども達の発達や興味などに応じて変えることができます。
競技を変えたり難易度を調整したりするだけで、何度も楽しめますよ。
<準備する物>
●マット
●フラフープ
●室内カー(足蹴り乗用玩具)
●ダンボールのキャタピラー
<遊び方>
A地点 マットででんぐり返り・うさぎとび
B地点 フラフープでケンケンパ
C地点 室内カーで走行
D地点 ダンボールキャタピラー
●適切なスペースを確保して行う。
●子ども達は夢中になると、コース内に乗り出したり、競技で使用する物を投げたりしてしまうため、適宜場所の確保や声掛けを行う。
●室内でも汗をかくと熱中症になる恐れがあるため、細めに水分補給を行い、空調に気をつける。
怪我防止のために、全てのコーナーでマットを使った運動をすると安全です。
マットのトンネルやマットの滑り台など、マットだけでも楽しく遊べます。
また、フープを立ててトンネルに見立てると、高さを調整してハイハイからあんよまで対応できますよ。
>>>あわせて読みたい「保育園でサーキット遊びをしよう!ねらいや年齢別の遊びの種類」
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夏に楽しむ遊びの定番、スイカ割りを室内で楽しみましょう。
本物のスイカを割るにはかなりの力が必要になりますが、みんなで協力して思いっきり叩いて楽しむことができます。
<準備する物>
●ブルーシート
●スイカ
●スイカを叩く棒(プラスチックのバットなど)
●目隠し(タオルやハチマキ、お面など)
●タオル、ガムテープの芯(スイカの固定用)
●スイカを入れるタライ
●棒を振り回しても当たらないようにビニールテープで枠を作り、その中には入らないようにする。
●なかなか割れない場合は、保育士が加勢したり、包丁で切れ目を入れておく。
●タライの中にスイカを入れておくと、割れたときにスイカが飛び散らない。
●盛り上げるために、事前に自分達で割ったスイカを食べられることを伝えておく。
本物のスイカの代わりに、ビーチボールや紙風船などで作られたスイカを用意するのがおすすめです。
目隠しは怖がる子どもが多いため、強制する必要はありません。
代わりに新聞紙で作った短い棒などで、スイカ割りの真似をして楽しみましょう。
また、くす玉のように、開くと中から風船やおもちゃが出てくる仕掛けを作るのも面白いですね。
さらに、本物のスイカを見せたり、スイカの図鑑や絵本を読み聞かせたりすると、食育にもつながりますよ。
>>>あわせて読みたい「保育における食育のねらいとは?子どもが喜ぶアイデアや工夫など」
今回は、保育園で楽しめる夏の室内遊びについて紹介しました。
年々気温が上昇し、熱中症になる人が増えています。
外で元気に遊んだ方がよいという考えは、夏には通用しなくなってきているのです。
さらに、室内で熱中症になる人も増えています。
外でたくさん遊んで体を鍛えることは大切ですが、暑さから自分の体を守ることも伝えながら、子ども達が毎日元気に楽しく過ごせるようにしましょう。
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