お役立ち情報
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保育士が転職する理由の中でも、特に多いのが「職場の人間関係」です。そこで今回は、保育士が悩みがちな人間関係のパターンや、解決方法をご紹介します。人間関係がよい保育園の見つけ方もまとめて解説するため、人間関係に悩んでいる保育士の方はぜひチェックしてみてください。
平成30年度の東京都保育士実態調査報告書において「過去に保育士として就業した者が退職した理由」の中で最も多かった回答が「職場の人間関係(33.5%)」でした。
ほかの業種と比べて閉鎖的な空間ですし、人手不足によって保育士のストレスも増えているため、人間関係がこじれてしまうケースは珍しくありません。
それでは、保育士は具体的にどんな人間関係の悩みを抱えているのでしょうか?
今回は、保育士が悩みがちな人間関係のパターンを3つピックアップしてみました。
参照:平成30年度東京都保育士実態調査結果(報告書)|「調査結果の概要」
❶保育士同士の人間関係
❷園長との人間関係
❸保護者との人間関係
それぞれの人間関係の悩みをチェックしていきましょう。
同期や先輩、後輩との人間関係に悩んでいる保育士はたくさんいます。
保育士は、子どもの身の回りのお世話や保護者対応、書類記入、掃除や片付けなど、常に多忙な職業です。
近年は人手不足問題も深刻化しているため、新人であるにもかかわらず、いきなり大きな仕事を任されることもあります。
その中で「先輩からの指導が厳しい」「同期のあの子だけひいきされている」といった悩みが出てくるケースも少なくありません。
複数担任制のクラスの場合、一緒にクラスを担当する保育士と保育観が合わず苦労するといった事例もあります。
また、後輩ができて、自分が教える立場になったときも、「先輩としてこうでなくてはならない」という重圧に押しつぶされそうになったり、厳しくしたつもりがなくても「パワハラ」と勘違いされてしまったりすることもあるでしょう。
>>>あわせて読みたい「保育士の保育観とは?具体例や保育観が合わないときの対処法」
>>>あわせて読みたい「保育士の人間関係の悩み!ペアの先生と合わない原因と対処法とは」
園長や理事長、施設長などの「責任者」との人間関係に悩まされている保育士は多いものです。
具体的には、「園長が悪いと、職員室がいつも暗い雰囲気になる」「園長からのダメ出しがつらい」「備品や保育道具をそろえてくれない」などの悩みが例として挙げられます。
園長をはじめとする「責任者」は、現場で働く保育士とは違った「経営者目線」で保育園を運営しているため、意見や認識が食い違うこともあるでしょう。
ただ、責任者が悪態をついたり、現場の空気が悪くなるような発言をしたりする現場は、あまり居心地がいいとは言えません。
家族経営の場合、誰も指摘や意見ができず、何も改善されないこともあります。
>>>あわせて読みたい「保育園の園長と合わない…対処法や保育士のNG行動について」
保護者との人間関係も、保育士の大きな悩みです。
クラス替えで、新しい保護者と対面する中で、なかなか心を開いてもらえなかったり、前の担任の保育士と比べられたりすることもあります。
中には、保育士に対して無茶な要望を押しつけるクレーマーのような保護者もいます。
毎日のようにクレーム対応をしているうちに、心も体も疲れ切ってしまった保育士も少なくありません。
>>>あわせて読みたい「保育園で大切な保護者とのコミュニケーション!円滑にする方法」
>>>あわせて読みたい「クレームが辛くて保育士を辞めたい…クレームの対応方法と予防策」
保育士が人間関係で悩んだときの解決策を3つピックアップしてみました。
❶積極的にコミュニケーションをとる
❷信頼できる上司に相談する
❸転職する
保育園での人間関係に行き詰まったら、ぜひ実践してみてください。
人間関係で悩んだら、まずは積極的にコミュニケーションをとりましょう。
人間関係に悩んでいる保育士の中には、「自分から(保育士・園長・保護者)話しかけられない」という人もいます。
コミュニケーション不足は、人間関係が悪化する要因の一つです。
コミュニケーションをとらなければ、「あなたが何を考えているのか」が相手に伝わりません。
人柄や性格も伝わりにくいため、周りから「近寄りがたい人」と思われる可能性もあります。
自分から積極的にコミュニケーションをとって、自己開示できれば、相手も心を許してくれます。
人間関係も改善されることもあるため、まずはめげずに自分から話しかけていきましょう。
保育士の間で仲間外れにされている、いじめられている場合は、信頼できる上司に相談しましょう。
もちろん、「相談したら、また何か言われるかもしれない」と不安になる人もいるでしょう。
しかし、相談するだけで気持ちが楽になることもありますし、上司が解決策を提案してくれる場合もあるため、一度相談することをおすすめします。
場合によっては姉妹園に異動、担当するクラスの変更、フロアの移動などの対策が施されて、問題が解決することも。
>>>あわせて読みたい「【保育士のいじめ問題】標的になってしまったら?原因や対処法」
どうしても、現在の職場の人間関係が改善しない場合は、転職も一つの選択肢です。
転職サイト・エージェントを利用すれば、保育業界に精通しているスタッフが、離職率が低く人間関係もよい保育園を紹介してくれます。
近年は保育士を募集している保育園がたくさんあります。
厚生労働省によると、令和4年4月の保育士の有効求人倍率は1.98倍となっています。
つまり「およそ保育士1人につき2件の求人がある」ということです。
さまざまな保育園を比較して、自分に合ったところを選びましょう。
参照:厚生労働省|「保育士の有効求人倍率の推移(全国)」
「転職したいけど、人間関係がいい保育園ってどうやって見分ければいいの?」と悩んでいる保育士のために、ここでは転職前に人間関係がよい保育園の見つけ方を3つピックアップしてみました。
❶求人数をチェック:頻繁に出していないか
❷運営元をチェック:管理体制が整っている
❸転職サイトをチェック:転職サイト・エージェントを利用する
転職前にそれぞれのポイントをチェックしてみましょう。
人間関係のよい保育園を見つけるならまず、その保育園の求人数をチェックしましょう。
転職サイトの中には、同じ求人が何件も並んでいるケースがあります。
また、どの時期に見ても、同じ保育園の求人が掲載されていることも少なくありません。
何度も求人を掲載するということは、「常に人手が足りていない=給与や人間関係などに問題がある可能性が高い」と考えられます。
そのため、頻繁に求人を出している保育園は避けた方がよいでしょう。
求人をチェックするときは、運営元もしっかりとチェックしましょう。
運営元の株式会社や社会福祉法人などの公式ホームページを見て、管理体制が整っているか、確認してみてください。
●社員の相談窓口を設けている
●マネージャーをはじめとする管理職が現場に視察に来る
●月に1回、本社で面談がある
●姉妹園への異動が可能
上記のような管理体制がある保育園は、人間関係に悩みがあっても、解決しやすい傾向があります。
事前にチェックしてから、面接や見学へ向かいましょう。
>>>あわせて読みたい「株式会社と社会福祉法人|保育園運営の違いやメリットデメリット」
より、保育園内部の状況を知りたい場合は、転職サイト・エージェントを利用してみましょう。
転職サイト・エージェントには、保育業界に精通しているプロのスタッフが在籍しています。
あなたの希望条件をもとに、ぴったりの求人を見つけてくれるでしょう。
●保育士の人数が多い
●離職率が低い
●さまざまな年齢の保育士が在籍している
上記のような条件を提示すれば、おのずとストレスや人間関係の悩みが少ない保育園を紹介してもらえるでしょう。
>>>あわせて読みたい「保育士の転職エージェント活用方法とは?メリットや選ぶポイント」
人間関係に悩んだら、積極的にコミュニケーションをとったり、信頼できる上司に相談したりするのがおすすめです。
ただ、それでも解決できない場合は、転職するのも選択肢の一つです。
転職サイトや転職エージェントを利用して、人間関係が円満な保育園を見つけてみてくださいね。
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